この日も深い眠りに入れないまま早朝に目が覚めた。
昨日のサイレンの理由は未だにわからないが、知らない方が幸せなことは確か。
次に向かうのはテキサス州のヒューストン。
憧れのNASAを目指して、さらにハンドルを握り続ける。
偶然辿り着いたサンアントニオ
エルパソから運転を進め、約9時間。
人が多い街を通りかかった。
目的地としていなかったが、観光地のようなので、立ち寄ってみることにする。
駐車場は相変わらずバカ高い。
1時間3000円ほどの日本じゃ六本木でも有り得ない1時間3000円の駐車場に車を停めて散策を。
街の名前も知らないで立ち寄ったこの街は、サンアントニオという街だった。
ヒューストンに次ぐテキサス州第二の都市で、アメリカ圏では観光地として有名な観光地らしい。
ヨーロッパのような、メキシコのような、なんとも言えない素敵な街並みに胸が高鳴る。
サンアントニオ リバーウォーク
そして、辿り着いた可愛い街並み。
ネイティブアメリカンたちが「ヤナグアナ(清らかな水)」と呼んだサンアントニオ川が流れている。
カラフルなパラソルが続いているリバーサイトのレストランでは、各テーブルに生演奏のサービスが回っていく。
なんとも愉快でピースフル。
計画せずに辿りつけた街ということもあり、見るもの全てに、YOLOを感じる。
アラモ砦
そして、ここサンアントニオは、独立戦争の舞台の一つであり、遺跡もたくさんある。
その一つが街の中心部にあるアラモ砦。
ここはテキサスのメキシコからの独立を巡る「アラモの戦い」の舞台で、テキサスの人にとって重要な場所。
写真はスペインの植民地だった時代にキリスト教を広めるためにつくられた施設で、歴史的博物館。
横断旅8日目。
行く場所行く場所で、いろんな歴史を感じる。
大自然の長い長い歴史の中で人類の歴史も感じることもあるし、ここサンアントニオのようについ最近のアメリカ歴史を知ることも。
そして、その地域ごとの特徴がある。
移動するからこそ、地域による違いや特性が分かり、歴史と、そこに住む人々の思いを感じる。
そして、自分もその地球で生きて歴史の中にいる一人なんだ、と不思議と実感させられる。
サンアントニオという名前も知らなかった街に出会えた一期一会に感謝。
#YOLO
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