なかなか眠りにつけぬまま迎えた、7日目の朝。
外に出ると、そこには工業地帯が広がっていた。
翌日の治安ワーストが頭から離れず、とにかくこの街を出ようと急いでMotelを出る。
ホワイトサンズ国定公園に到着
Gallupから約600km道を進め、次の目指す地は、アメリカのニューメキシコ州ホワイトサンズ国定公園。
この広い高野の中にある、純白の砂漠の面積はなんと東京の約4分の1もあり、アメリカ軍のミサイル実験場になっているらしい。
グランドキャニオンに引き続き、すごい規模感だ。
きっと運転していれば、白い景色が見えてくるのだろうと、道を進めてみるが、いっこうに砂漠は見えない。
そして、とうとうホワイトサンズの受付に辿り着いてしまった。
受付を通って、そのまま車で敷地のなかに入ってさらに5分ほど運転してみると、、、一面に白い砂浜が広がっていた。
まるでスキー場のようだ。
太陽にあたり、真っ白のなかにキラキラ光るラメも見える。
この白い砂の正体は、アラバスターという石膏らしい。
本来、石膏は水溶性だから、普通なら雨などで流れて行ってしまうが、ここ一帯には川がないから、鉱物がそのまま留まり、乾燥して結晶になったのだ。
その結晶がさらに長い年月をかけて風化、浸食され、現在の白砂漠が出来上がった。
さすがは、世界最大の石膏砂丘。
ここでも広大さとともに、ここに至るまでの長い年月を存分に感じる。
ソリ滑りに挑戦!
そんな感動をしていると、楽しそうな子供達の声が聞こえてきた。
子供達がまるで雪山を滑るように、ソリで上から滑ってくる。
羨ましい…
「あのソリはどこで買えるのだろうか、いやソリなんて絶対に今いらないよな。。。」
そんな葛藤の末、全身を使って滑り落ちることにした。
全身を使って、コロコロと転がる。
身体中にくる、衝撃。
容赦なく口に入ってくる大量の白砂。
そして何より気温は40℃。砂が熱すぎて全身火傷寸前。
そんなアジア人に見かねた、ヨーロッパのカップルがソリを一つくれた。
いただいたソリで、滑り落ちてみると、雪とは違い滑りが意外と悪くて期待とは全然違う…
とは表情に出すこともできず、楽しそうに滑っている姿をそのカップルに見せて、退散した。
#YOLO
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